一人親方の安い労災保険はどう選ぶ? 確定申告や経費計上、加入の注意点など徹底解説

一人親方は危険の伴う仕事も多いため、労災保険の特別加入は必須項目と申し上げて良いほど重要です。
一方、一人親方の労災保険は労働者とは異なり、特別加入の仕組みや加入団体によって金額が変わるなど注意点も数多くあります。
この記事では、労災保険の正しい選び方、安い労災保険、確定申告や経費計上に関するノウハウについても解説します。
一人親方労災保険の保険料
一人親方の労災保険制度は、個人事業主である一人親方が特別に加入できる制度です。
一人親方は労働局(国) に認められた特別加入団体に入ることで、労災保険に加入することができます。
特別加入団体は全国各地に複数あり、カバーする都道府県も異なります。
特別加入に関しては以下の記事でも詳しく説明しています。併せてご覧ください。
保険料・補償内容は一律
一人親方の労災保険料自体は、特別加入団体ごとに変わりません。保険にかかる金額、補償内容ともに変化はなく「安い」「高い」もありません。
これは国によって決められた労災保険であり、国が決めた補償内容が動くことはない、ということです。
保険料は給付基礎日額に応じて変動(例:日額5,000円~25,000円程度を選択可能)します。建設業の場合は、年間数万円~10万円以上になるケースもあります。
保険料の一覧は以下になります。
給付基礎日額 | 年間算定基礎額 | 年間保険料(建設業の場合・保険料率17/1000) |
---|---|---|
3,500円 | 1,277,500円 | 21,709円 |
4,000円 | 1,460,000円 | 24,820円 |
5,000円 | 1,825,000円 | 31,025円 |
6,000円 | 2,190,000円 | 37,230円 |
7,000円 | 2,555,000円 | 43,435円 |
8,000円 | 2,920,000円 | 49,640円 |
9,000円 | 3,285,000円 | 55,845円 |
10,000円 | 3,650,000円 | 62,050円 |
12,000円 | 4,380,000円 | 74,460円 |
14,000円 | 5,110,000円 | 86,870円 |
16,000円 | 5,840,000円 | 99,280円 |
18,000円 | 6,570,000円 | 111,690円 |
20,000円 | 7,300,000円 | 124,100円 |
22,000円 | 8,030,000円 | 136,510円 |
24,000円 | 8,760,000円 | 148,920円 |
25,000円 | 9,125,000円 | 155,125円 |
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労災保険のメリット
一人親方にとって、労災保険は保険料をかけるだけのメリットがあります。
リスクの高い仕事の中でのケガや病気で給付を受けられるのがわかりやすいとことですが、他にも「通勤災害も対象」「公的保険のため、民間の保険に比べ割安」など安心感を得られます。
一人親方として働くなら、労災保険は最優先で加入すべき保険と言えるでしょう。
【安い?】一人親方労災保険は「会費」で変わる
一人親方の労災保険の保険料はどの団体に属しても同額、という話はさせていただきました。
ただ、「合計で支払う金額」は団体ごとに異なります。
入会金や会費、事務手数料は異なる
内容としては団体の入会金、団体費、組合費、諸々の事務手数料などです。こちらは保険料とは異なるため、団体ごとに金額が設定されています。
一人親方の労災保険は団体ごとの費用を確認することが「安い労災保険」に入るには近道といえるでしょう。
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一人親方の労災保険費用に関しては以下の記事でも詳しく解説しています。併せて確認してください。
労災保険「安い」だけじゃない団体選びのポイント
一人親方の労災保険は特別加入団体ごとに支払う合計金額が異なることは、前述の通りです。
では「安いところを選べば得」とシンプルに考えれば良いかといえば、そんなことはありません。
安さだけで加入し、後々困るという一人親方も存在します。ここからは一人親方が労災保険の団体を選ぶ際、「安い」以外でチェックすべきポイントをご紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
支払方法 | 銀行振込やクレジットカード決済など団体によって異なる。分割払いが可能な場合もある。希望の支払方法を事前に確認。 |
加入までの時間 | 手続き完了までの時間は団体ごとに異なる。最短で翌日加入可能な団体もあるため、急ぎの場合は要確認。 |
オンライン手続き | 一部の団体は事務所での手続きが必要。オンライン対応の団体も増えており、利便性が高い。 |
サービス内容・優待 | コールセンターの有無や問い合わせ対応など、長期的に利用しやすい団体を選ぶのが重要。 |
支払方法の種類
銀行振込のみか、クレジットカード決済等があるのかなど、一人親方の労災保険団体によって支払方法が異なります。
自身の希望する支払方法があるかどうかは必ずチェックしましょう。
また、年払いが一般的ですが、分割払いが可能な団体もあります。
加入までかかる時間
一人親方によっては、数日後に仕事が差し迫っている状況で労災保険に加入したいという方もいるでしょう。
加入する団体によって加入手続き~完了までの時間は異なります。最短で翌日に加入することができる団体もありますので、急ぎの方はしっかり確認しましょう。
親方プラスでは以下のような内容で活動していますので、ご確認ください。
オンライン手続きや契約
一人親方の特別加入団体によっては、労災保険加入は直接事務所で、という団体もあります。
ただ、最近ではオンラインで加入が完結する団体も数多くあります。オンライン対応が可能な団体の方が便利なのは間違いないでしょう。
サービス内容・優待
前述したような体制の他、お問い合わせやコールセンターの有無など、全体的な使いやすさなどは考えたほうが良いでしょう。
一人親方で働き続ける限りは基本的に加入することになるので、長く付き合う前提で考えましょう。
充実のサービス内容を確認
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労災保険の選び方については以下でも詳しく解説しています。コチラも確認してください。
→ 一人親方労災保険の人気ランキングについて
→ 一人親方労災保険のおすすめ
労災保険「安い」だけで選ぶはNG!最終チェック
一人親方の労災保険は「安い」だけが選択肢ではありませんが、さらに強く言えば「安いだけで団体を選ぶ」は決しておすすめしません。
確認せず入会し見落としたデメリットがあると後々大きな後悔につながりかねません。
団体を決める前に最後のチェックポイントを紹介していきます。
加入できる業種か確認する
労災保険の特別加入制度は 建設業・運送業・林業・漁業・農業などの特定の業種 の一人親方が対象です。
自分の仕事が対象か、団体が自分の仕事を対象にしているのかをまずは確認しましょう。
契約内容等をしっかり確認
安い労災保険ほど、加入者側にとって厳しい契約内容である場合も多いです。
コスト以上に契約や免責事項などを確認しましょう。保険の適用範囲や免責期間の有無、年齢制限や健康状態による制限、保険金請求時の手続きがどれだけ複雑か……しっかりと見るべきポイントは多くあります。
信頼できる団体を選ぶ
加入しようと考えている団体が信頼に足るのかも大事なチェックポイントです。
最大のポイントは「団体が労働局の認可を受けているのか」です。認可がなければそもそも国の労災保険に入ることができません。
中には労災保険を装い民間の保険を売りつけようとする悪徳業者もいるため、注意が必要です。
【いざ】一人親方が労災保険に加入する方法
前述の通り、一人親方が労災保険に特別加入するには、労働局から認められた一人親方団体や組合に入るのが一般的です。
通常の保険とは少々異なるプロセスですが、仕事の特性を考えても早めに加入した方が無難でしょう。
詳しくは、親方プラスの加入ページをご覧ください。
一人親方の労災保険は経費にならない
一人親方の労災保険は、経費に計上することができません。労災保険の保険料は個人的な支出と見なされることが多く、事業の経費とはならないのです。
ただ、会社・法人を持ち従業員を雇っているのなら、話は変わります。労災保険料は「法定福利費」として処理できます。
一人親方の労災保険は特例的な措置で、法人や労働者の扱いとは基本的に違うことを理解しましょう。
一部経費にできる費用
一方で、会費や入会金、事務手数料など、団体ごとに異なる費用に関しては経費計上が可能になります。
- 事務手数料:加入手続きの手数料
- 入会金:一人親方団体に入会したときの費用
- 組合費・会費:一人親方団体の運営費として毎月もしくは毎年支払う費用
これらの費用は経費として計上可能です。確定申告の際に適切に処理しましょう。以下の記事で確定申告と経費について細かく解説しています。併せてご覧ください。
【安いだけじゃない】一人親方の労災保険は慎重に選ぼう
一人親方の労災保険の選び方、会費の安い特別加入団体にも注意が必要であるなどを解説してきました。
労災保険のチェックポイントは非常に多く、シンプルに安さだけで選ぶのはあまりおすすめしません。
サービス内容をよく見て自身の希望に合致する団体を選ぶこと、契約内容や団体の信頼度を確認することを忘れないようにしましょう。
一人親方にとって労災保険は大事な要素。「安い」だけで選ばないようにしましょう。
投稿者プロフィール

- 代表理事
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いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
『建設業界を元気にしたい!』そんな思いで建設業に従事する方々が抱える問題点や悩み事に少しでもお役に立てれば幸いです。
【略歴】
・2011年 某外資系保険会社に入社
・2013年 労災保険特別加入団体の運営を開始
・2016年 大手生命保険会社100%出資代理店へ転身
・2024年 一人親方労災保険連合会【親方プラス】を設立 現在に至る
【趣味・特技】
キャンプ、つり、スキー、サッカー、ゴルフ…etc
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