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【金額】一人親方の労災保険はいくら? 特別加入のルールや給付基礎日額、経費面も含めプロが一挙に解説!

【金額】一人親方の労災保険はいくら? 特別加入のルールや給付基礎日額、経費面も含めプロが一挙に解説!

一人親方労災保険は、基本的に労働者しか入れない労災保険を「特別加入」の形で一人親方が加入できる制度です。

一人親方は建設業や運輸業などに多く、思わぬ事故や負傷、時に死亡を伴う災害に出くわすリスクがあるため、労災保険は自身のみならず家族にとっても大きな安心を生むものとなります。

そんな労災保険ですが、やはり気になるのは「金額面」ではないでしょうか。加入した場合、費用としての負担がどの程度なのかは重要なところでしょう。今回は一人親方の労災保険の金額について詳しく解説していきます。

一人親方の労災保険とは

一人親方とは特定の業種・職種で労働者を雇用せず、独立して事業を行う個人事業主を指します。通常、労災保険は本来労働者を対象としており、事業主は対象になりません。

以下の記事では一人親方の詳細について説明されています。こちらも併せてご覧ください。

 一人親方とは?

しかし一人親方の場合、特別加入制度を利用して労災保険に加入することができるのです。業務中や通勤中の災害による負傷や死亡に対し、補償を受けることができます。

主な補償内容としては療養(業務災害や通勤災害による傷病の治療費)、休養(療養のため仕事ができない場合、休業4日目から支給)、障害(災害によって障害が残った場合の年金または一時金の支給)、遺族(本人が死亡した場合の遺族への年金や一時金の支給)、葬祭料などがあります。

一人親方の労災保険の親方プラスの特徴

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労災保険料の金額は

ここからは、一人親方の労災保険における保険料の金額、負担費用や給付基礎日額などについて説明します。

特別加入の費用詳細

前述の通り、一人親方の労災保険は「特別加入」であり、その制度内での保険料がかかります。

労災保険料そのものの金額は給付基礎日額に基づいて計算される一律のもので、国に納付することになります。

給付基礎日額とは

給付基礎日額とは、労災保険の保険料や給付額の算定基準となる1日あたりの金額です。

当団体では基礎給付日額を3,500円、6,000円、10,000円の3つのプランをご用意しています。労災保険料および年会費の合計金額は以下になります。

※給付基礎日額は、3,500円、6,000円、10,000円以外のプランをご希望の場合は別途で見積もりを承ります。

一人親方労災保険の金額です

また、給付基礎日額18,000円以上をご希望される場合、下記の範囲の所得証明を提出する必要があります。

加入の詳細はコチラをご覧ください

金額やプランの選び方

一人親方労災保険の金額について説明をしてきましたが、今度は「どの給付基礎日額のプランを選ぶのが正解なのか」という、新たな疑問が出てきます。

一人親方ごとに収入や事業規模、働く地域など大きく異なりますし、それぞれの状況に応じた最適な金額・プランを選ぶ必要があります。

収入に応じたプランを選ぶ

ご自身の収入に見合ったプランを選ぶことをまずはおすすめします。

前年の収入を365日で割った金額に近い給付基礎日額を選ぶというやり方もあります。無理なプランに入って生活や事業が圧迫されないよう注意しましょう。

補償金額で選ぶ

給付基礎日額が高いプランを優先して選ぶのも一つの手です。

金額負担は当然ながら大きくなりますが、その分補償の金額も大きくなるため、災害に見舞われた際により安心して療養・休養などが可能になります。

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一人親方の労災保険団体の選び方

労災保険の選び方

一人親方の労災保険に特別加入するためには、労働局の承認を受けた団体や組合に加入する必要があります。

加入までの日数が短い、親方プラスは即日

特定の団体加入を決めてから、実際に加入が完了するまでの期間は短い方が良いでしょう。

親方プラスでは、毎月払いが選択できてキャッシュレス決済により最短当日に労働保険番号が取得できます。※原則、16時までに当団体にて申込みと決済が確認できた場合が対象

支払方法を選べる

団体ごとに支払い方法の種類も異なります。かつては銀行振り込みが圧倒的主流ですが、最近はクレジットカード払いも浸透しています。一方で、手渡しのみという団体もゼロではありません。

当団体は振り込み、クレジットカード払いに対応しており、加入者が支払い方法を選べる形をとっています。

会員優待サービス

一人親方の労災保険団体や組合にはそれぞれ特色があり、団体によって特典や会員優待サービスを設けている場合もあります。

当団体では、全国で使えるスペシャルな会員優待割引サービスが使い放題です。本人のみならず家族や親族で全国の飲食店・宿泊施設・レジャー施設などの優待サービスが受けられます。

更新手続きや退会時の費用が安い、無料を選ぶ

労災保険は加盟する団体によって更新や退会などで費用がかかる場合があり、その金額も団体ごとに異なります。一人親方労災保険は年度末である3月末日で加入証明書の有効期限が切れます。

当団体なら毎年2月中に更新のご案内をお送りしており、同封されている納入通知書が届きましたら期日までに新年度の費用をお振込みいただいた方から順次新年度の加入証明書をお送りしております。更新手続き時にその他手数料等の費用は一切かかりません。

入会金を確認する

一人親方の労災保険は団体ごとに「入会金」が必要になる場合が多くあります。団体によって金額が異なりますので、注意が必要です。※親方プラスは入会金を無料

各種費用に関する詳細はコチラをご覧ください。

その他の選び方

労災保険加入の団体の選び方は他にもあります。労災保険料以外にかかる団体・組合費(会費)や、給付基礎日額の選択肢など多種多様な団体やプランがあります。

一人親方労災保険加入を検討の方は、サービスや諸々の金額を踏まえ、自身に合った加入団体を選択するようにしましょう。

一人親方労災保険の団体・組合の注意点

ここまで一人親方労災保険の金額や特別加入団体について説明してきました。

団体によって支払う合計金額に変化があること、入会金の有無があることなどは前述の通りですが、特別加入をする際には他にも注意点がありますので、こちらも併せてチェックしてください。

加入時の必要書類の不備など

労災保険の特別加入は任意であり(加入手続きは自身で行う必要があります)必要書類の不備や情報の誤りがあると、申請が遅れ、さらに特別加入が認められないという最悪のケースも想定されます。
※1とりまとめ会社および配偶者・家族などが代理申込み・代理決済も可能

補償範囲の理解と追加の保険も検討

一人親方の労災保険は保険料や補償内容は団体ごとに変化はありません。一律で各種の補償を受けることができますが、補償範囲には限界があります。

例えば労災保険は給付基礎日額に沿った金額しか給付されることはありませんが、それ以上の給付を望む場合、他の保険に追加で加入することも検討材料となるでしょう。

また、労災保険には第三者への損害賠償も対象外であり、こちらも希望するなら別の保険加入が必要になります。

労災保険の補償内容をしっかり理解し、自身にとってベストな保険をかけておくことが重要となります。

※注意!一人親方の労災保険の費用は経費計上できない

こちらも気になる点ですが、一人親方の労災保険料は経費計上することができません。ここは注意が必要です。

一人親方の労災保険はあくまでも個人に向けられたものであり、事業の経費とは別のものとなります。勘定科目では「事業主貸」に該当し、経費以外のものとなります。どうしても経費計上したい事情がある場合は税理士など相談をしましょう。

入会金や組合費などは経費計上が可能

労災保険料が経費計上できないのは前述の通りですが、団体への入会金や団体・組合費、ならびに諸々の事務手数料は「雑費」などで経費に計上することができます。

経費計上する際には、労災保険料とその他の金額をしっかり仕訳しておくと良いでしょう。

所得控除はできる

労災保険料は経費計上できませんが、一人親方の場合でも確定申告の際「所得控除」の適用が可能です。

所得控除を活用すると課税対象となる所得が減るため、こちらも節税が期待できます。労災保険料は「社会保険料控除」の対象になるので、確定申告の際にしっかり記入しましょう。

一人親方の労災保険関係の経費内容は、以下の記事で詳細を確認できます。併せてご覧ください。
→ 一人親方の経費

一人親方の労災保険の金額まとめ

一人親方の労災保険にかかる金額や特別加入団体について見てきました。

労災保険の料金は一律であり、保険料や補償内容は団体・組合ごとに変化はありません。また、給付基礎日額ごとに保険料が変わるため、加入者それぞれの収入や事業規模に合致したプランを選ぶ必要があります。

一方で入会金や組合費、特典や支払方法など、団体ごとに大きく変わる部分があることもチェックしておきましょう。

いずれにせよ、一人親方は労災保険の内容を確認し、正しく理解して加入する必要があります。加入者が希望する補償内容が労災保険にはないということも。その場合、別の保険も併せて検討する必要があります。

一人親方の仕事は危険が伴う場合も多く、労災保険は強い安心や助けとなるのは間違いありません。だからこそ、しっかりと検討した上で加入をしてください。

投稿者プロフィール

一人親方労災保険連合会 浅井淳平
一人親方労災保険連合会 浅井淳平代表理事
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
『建設業界を元気にしたい!』そんな思いで建設業に従事する方々が抱える問題点や悩み事に少しでもお役に立てれば幸いです。
【略歴】
・2011年 某外資系保険会社に入社
・2013年 労災保険特別加入団体の運営を開始
・2016年 大手生命保険会社100%出資代理店へ転身
・2024年 一人親方労災保険連合会【親方プラス】を設立 現在に至る
【趣味・特技】
キャンプ、つり、スキー、サッカー、ゴルフ…etc
 
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